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明治安田生命J1リーグ第6節 大分戦 前々日監督会見

207月

7月20日(月)、チームはトヨタスポーツセンターで非公開トレーニングを実施。練習終了後、7月22日(水)に行われる明治安田生命J1リーグ第6節の大分トリニータ戦に向けて、マッシモ フィッカデンティ監督が記者会見を行いました。


マッシモ フィッカデンティ監督


ー練習の雰囲気はいかがですか?

いい雰囲気でやれています。トレーニングの内容は日程が出た時からリカバリーをどうするかが一番大事な部分になってくると考えていましたし、ほかのチームもこうしているのかなと思います。この日程だとこうせざるを得ないところがあると思いますが、そういった中で雰囲気良くできているのはいいことだと思います。


ー試合で出た課題を次の試合で修正するというサイクルができていると思います。

フィジカルの部分を追い込みながらというメニューはできませんが、逆に説明が中心になるようなメニューをすることができています。ボールを後ろから回していく中で、ここまではたどり着けるけど、ここから先で詰まってしまっているというシチュエーションなどを選手を配置して説明したりしています。そういった課題の部分は試合翌日にほぼ止まった状態で説明をして、試合が近くなって動けそうな時に少しだけ動きも交えたりもしているので、決してトレーニング時間を短くてして回復することだけを考えてやっているわけではありません。そういったところで同じ失敗を次の試合に持ち越さないようにできているかなと思います。


ー劣勢の状況を跳ね返す部分もうまくできていると感じています。そういった状況の中でボールを奪ったあとの2列目の選手の使い方はどのように見ていますか?

そこはいろいろな課題がある中の一つだと思っています。もちろんもっと良くしたいと思っていますが、同じくらいの位置付けで改善したい部分もたくさんあります。勝ち続けているチームでも直さなければいけないところやできているところを整理して、常に課題を見つけて取り組んでいかなければいけません。ここまでは劣勢な試合展開がそこまで多かったわけではなく、こちらがしたい試合展開に持っていき、相手のペースでも一気にこちらの流れに持ってくるというような狙いどおりにできていると思いますので、そういった部分をもっと良くすることで、より勝つ確率を上げる作業は常に取り組みたいと思います。


ー大分戦の試合展開をどのように考えていますか?

また我々がどういうサッカーをやりたいかという話になってしまいますが、こちらがなるべく試合を支配したい、なるべく長い時間自分たちのペースで試合をしたいということが今年の取り組み方です。大分がどういうことをやってきて、それに対してなにをするべきかという準備もしますが、自分たちの展開になるようにどんどん相手をはめ込んでいき、こちらがやりたい内容で勝つという展開にしたいです。ここ最近はいい内容でサッカーをできている感覚があるので、細かい部分や戦術的なところを勝負の分かれ目になるポイントに位置付けるよりかは、気持ちの面で相手を飲み込めるような、間違った入り方を絶対にしないということのほうが、より重要になってくると思います。


ーアウェイ2連戦となります。選手の疲労度なども踏まえて、選手起用はどのように考えていますか?

各ポジションに2人、3人と選手がいますが、その中で本来であれば主力としてプレーしなければいけない選手、あえて名前を出すと太田(宏介)選手や宮原(和也)選手らが90分間プレーできるかと考えると100パーセントではありません。選手が全員揃っている状態であればターンオーバーも考えますが、勝つサッカーをやることを考えると慎重にならざるを得ないと思います。もちろん疲労も考慮しますが、代えられるところは代えながら、選択肢がないところはやってもらうしかないかなと思います。


ー成瀬竣平選手の成長と彼の強みをどのように考えていますか?

まず、彼のことはすごく評価しています。彼は経験が足りなかったというところがありましたが、運動量もありますし、質の高いプレーもできています。若いことが経験不足よりもいい方向に出ていると思います。積極的に取り組み、よりいい選手になりたいという欲を強く持っていますし、その欲が毎日のように強くなっています。最初はある意味使わざるを得なかったチーム状況の中で、そこで得た出場機会をうまく生かしてやっていると思います。彼にとっても良かったと思いますし、彼が素晴らしいプレーをしているということは、皆さんも見ていて感じていると思います。彼にはこのまま貪欲に取り組み続けてほしいです。


ー大分、広島と移動時間が長い遠征が続きますが、監督は移動時間をどのように過ごしていますか?

今週はタイトな日程の中で、移動時間を疲労回復に当てなきゃいけないくらい時間がないので、私も含めてスタッフ、選手全員が少しでも休めたらいいなと思います。今回の移動は休むことを考えて過ごしたいと思います。