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明治安田生命J1リーグ第2節 清水戦後 監督会見

47月
7/4(土)、明治安田生命J1リーグ第2節が行われました。名古屋グランパスはIAIスタジアム日本平で清水エスパルスと対戦し、2-1で勝利。試合終了後、グランパスを率いるマッシモ フィッカデンティ監督がオンラインでの監督会見に臨みました。


マッシモ フィッカデンティ監督


我々がどういったサッカーをしたいかという方向性を少し見せられたのではないかと思います。清水エスパルスも素晴らしいゲームをしたと思いますし、今日の試合はスペクタクルと呼んでいいのではないかと思います。


我々が常にゲームを支配したいと思っていた中で、失点をする前までは実際にできていました。そういった状況で失点してしまいましたが、流れが変わらないように意識しました。清水はスペースのあるシチュエーションで素晴らしい攻撃ができるチームです。我々としては得点を奪おうと前掛かりになり、自分たちの後ろにスペースを作ってしまうような状況を作りたくありませんでした。選手はしっかりと考え、その上で前半のうちに試合をひっくり返せたのはものすごく大きかったと思います。

 

後半は雨が強くなり、ゲームのスピードも随所で変化しました。それぞれのシチュエーションの中で、ランゲラック選手のビッグセーブに助けられたシーンもありましたが、我々にも決まっていてもおかしくない決定機もありました。勝利という結果を得られて良かったと思います。

 

―他のチームに比べ準備期間の短い状況でのリーグ戦再開となりました。選手のパフォーマンスや運動量など、どう感じられたのでしょうか?

4カ月ぶりに公式戦を戦うという状況に加え、最後の1カ月のところで約2週間、トレーニングができませんでした。その中で今日どういったプレーができるのか考えて、すごく難しいという想いもありました。選手と声を掛けあいながら、安全第一を絶対として取り組んできた中で、今日のようなゲームをしてくれたことを誇りに思います。

 

―新型コロナウイルスから回復したランゲラック選手が先発、金崎夢生選手が途中出場となりました。その意図を聞かせください。

意図ということでは、2人ともチームにとって欠かせない素晴らしい選手です。金崎選手には、試合に出場できる状態であれば、何分でもいいからプレーしてほしいと伝えました。ランゲラック選手には最初からしっかりといってくれと声を掛けました。素晴らしい選手であり、準備ができているので起用しました。

 

―後半に金崎選手と米本拓司選手を投入し、その後の飲水の時間でもチームに細かく指示を出されていたように見えました。どのようなことを伝えたのでしょうか?

押し込まれている時間帯だったので、試合の展開や流れを変えたいと思って交代しました。マークの受け渡しや人数で少し迷いがあり、誰も前へと出られなくなっていました。なので、後ろに引いて守るのは誰で、前へ出る時にボールを持つのは誰かというのをしっかりと整理しました。もちろん最後は相手全員がこちらの陣内に入って攻めてくる状況で、カウンターのチャンスもあったのですが、交代と給水のタイミングで声を掛けたことを選手も理解していました。そこで追加点が取れなかったことは次の課題ですが、そういう展開の中で、残りの時間を闘おうという狙いはできていたのではないかと思います。