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JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ第1節 鹿島戦後 監督会見

162月
2/16(日)、JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ第1節が行われました。名古屋グランパスはパロマ瑞穂スタジアムで鹿島アントラーズと対戦し、1-0で勝利。試合終了後、グランパスを率いるマッシモ フィッカデンティ監督が監督会見に臨みました。


マッシモ フィッカデンティ監督


「今年はこういうサッカーをやるんだ」と見て感じていただけるプレーをほとんどの時間帯でできたのではないでしょうか。前半のほうが高いインテンシティーできたと思いますが、同時に失点につながりかねないミスも多かったように思います。前半はやりたいサッカーが色濃く出ていましたし、前半のうちに試合をこちらに有利な状態に持っていけるという感覚でした。疲れとともに、同点になりかねないチャンスシーンを作らせてしまいましたが、ミッチ(ランゲラック)がいいセーブをし、チームを救ってくれました。勝利という結果は非常に大切ですし、選手たちはプレーしながら「いい方向に向かっている」と感じられたと思います。その手応えを感じられたことが今日は大事だったと思います。

 

ルヴァンカップでシーズンが始まる変則的な日程ということもあり、今日はベストに近いメンバーでの試合となったかと思います。来週のリーグ開幕戦に向け、修正すべき点は感じられているのでしょうか?

もちろんリーグ戦の開幕が近いので、中心となる選手は今日出ていた選手になります。ですが、今日途中から出た選手たちも含めてどの11人を選ぶか考えると、今日の11人が絶対というものではありません。山﨑(凌吾)が中心になる可能性もありますし、今日いなかった宮原(和也)も戻って来れば考えています。途中から出た(ガブリエル)シャビエルや出場のなかった(ジョアン)シミッチも中心になってくれなければ困る選手です。ベースがある中で、途中から入った選手が良さを見せてくれましたし、またリーグ戦に向けてしっかりメンバーを選びたいと思います。

 

前半は特にサイドの機動力が生かされていたように感じました。

どのようなメンバーが集まっているかという中で、今日は高い位置でプレーし長い時間支配する、攻撃の回数を増やすといういいところが出たと思います。特にスペースがある時は個人の特長でもあるスピードに乗ったプレーが出せていました。ただ、スペースがない時や人数を掛けてコンビネーションで崩さなければいけない状況では、まだオートマチックに、考えずに動けるようなレベルには達していません。逆に言えば、そこの部分の質が上がればスペースがある時と無い時のどちらでも怖いチームになることができると思いますので、その精度を上げたいと思います。

 

マテウス選手の強烈なフリーキックで勝利しました。セットプレーは今シーズンの大きな武器となるのではないでしょうか?

サッカーの得点のうち、1/3くらいはセットプレーによるもので、セットプレーからのゴールはすごく大切なものです。そういう武器を持っているか持っていないというところで、今日はマテウスが直接決めました。彼が蹴ったボールを誰かが触って決めるということもあると思いますし、コーナーキックやフリーキックでの武器が加わったということです。彼以外にもいいキッカーはいますし、今年の名古屋の見応えのある部分になると思っています。