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明治安田生命J1リーグ第7節 仙台戦 前々日監督会見

94月

本日4月9日(月)、トヨタスポーツセンターで非公開トレーニングを実施。練習終了後、明治安田生命J1リーグ第7節のベガルタ仙台戦に向けて、風間八宏監督が記者会見を行いました。

※動画のみ有料となります。


風間八宏監督


―今日の練習ではどのようなことに取り組みましたか?

ずっと同じように、自分たちはボールを持てています。ただ、ペナルティエリアの攻略がまだまだ足りていないので、そこのところの確認と、質を上げていくことをやってきました。


―昨シーズンにも勝てない時期がありました。その時期と似ているようなことはありますか?

リーグがずっとあるので、いい時にも悪い時にも必ず周期はあります。ウチは紅白戦ができないくらいの人数になっている。こういうことは必ずあることなので、そこの中で我々が何をできるか。やることは変わらないし、ベストを尽くすだけなのでね。それに関しては選手はよくやっているし、上の選手を信頼している。次はやってくれると思いますね。


―現状を打破するために必要だったのが、ペナルティエリアの攻略なのでしょうか?

現状を打破するというよりも、いつも言っている通り、全員が進化しないといけない。今ここで元気にやっている選手にとっては進化するチャンスなのでね。心配していないです。


―ガブリエル シャビエル選手の状況を教えてください。

何とも言えないね。ただ、(復帰は)そんなに遠くないと思います。


―チームとしてシャビエル選手の不在をどう埋めていくのでしょうか?

それはでき上がった時の話だよね。そこは全然関係ないです。もちろん彼がいてくれれば、それなりのものはやるけども、彼も現状に満足しているわけではないのでね。今いる選手で何がベストかということ。それから今いる選手は何が一番向いているのか。そういうことをやっていきます。もちろんシャビエルがいれば、それは違うものになると思います。そういうところで常に変化していかないといけないのが我々のチームなのでね。


―札幌戦の試合内容は、監督の中で起き得るという想定はあったのですか?

もちろん想定内ではないですよ。そんなものを想定してやるわけではないので(笑)。いい意味で想定以上の驚きがないといけないのですが、それについては全然おもしろくなかったですね。想定内ではなく、それ以上のものをみんなで作らないといけない。その繰り返しです。前のことを一個一個なぞるつもりはありません。この3日で何が一番おもしろいことができるか。そこにトライしていくだけです。


―結果が出ていないことで、選手たちの表情に変化がありましたか?

結果が出ていない、出ているは一個の結果でしかない。例えば、過去にグランパスが何敗したかなんて誰も数えないでしょう。それと同じで、自分たちが今できることを一つひとつやるしかないので。現場はそこに対して一個一個やっていくものです。


―ボールを保持するサッカーの中で、遊び心や余裕が少し薄れている印象があります。

簡単なことではなく、いろいろなことがあるので。次の試合に期待してもらいたいと思います。


―今週はカップ戦を挟まず、リーグ戦の連戦になります。

これを乗り越えていくしかないですね。それはどのチームも同じです。自分たちがベストを尽くすだけです。


―監督の言葉や接し方によって、選手たちが感じることも変わると思います。監督として、どのようなことに気を遣っていますか?

最初から、年間を通してうまくいくとは考えていないです。例えばうまくいったとしても、それでいいということはないと全員が分かっています。この前よりさらに先に進むこと。それだけです。最初から全員が、自分たちが良ければもっと良く、良くなければそれより良くやっていければいい。そういう意味で、選手たちは目に見えないものにあたふたしていることはないと思っています。


―長期的視野で見て、今年のグランパスはどこを目標にしているのでしょうか?

いつも言っている通り、順位を想定する必要はないです。何にトライしているかというと、自分たちが強くなること、それからこのクラブが長く強くなること。そういうことをすべてクラブと一緒にやっています。いろいろなピンチもありますけど、それをチャンスだと思ってどんどんやっていきたい。その準備は最初からしていました。そういう意味で大きな変動はありません。地道に選手を増やしていくこと。若い選手が入れば、それによって上の選手もピリッとしてくる。ケガ人が出れば若い選手にチャンスが出てくる。そこはグラウンドでやった分だけ試合に出させてあげたいと思っています。みんなが積極的にやっていると思います。


―若い選手を起用する時に、風間監督の中で迷いはないのでしょうか?

迷っていないですね。ただ、若いから出すのではなく、グラウンドでそれを見せてくれているから。そうであれば、僕も自信を持ってどんどん出す。試合で失敗したとしても、それはそれでまたやり直せばいいということです。試合までにグラウンドで見せてくれれば、どんな選手でも出る。それがウチの自然なルールというか。そこのところはどんどんやっていってほしいですね。


―ジョー選手の加入により、昨年のチームからどのような調整があったのでしょうか?

それは逆ですね。チームが彼に合わせるのではなく、彼がもっとチームに合わせてもらいたい。まだまだトップに達していないので、そういう話はよくしています。そこに対しての取り組みはもっとやらないといけないので、今やっているところです。