4/7(土)、明治安田生命J1リーグ第6節が行われました。名古屋グランパスは札幌ドームで北海道コンサドーレ札幌と対戦し、0-3で敗戦。試合終了後、菅原由勢選手、佐藤寿人選手、和泉竜司選手が試合を振り返りました。
菅原由勢選手
―昨日にプロ契約を締結。期するものがあった試合だったではないでしょうか?
プロ契約は目標としていたのでうれしいです。契約したこと自体で何かが変わることはないと思います。ただ、プロ契約する前からこのクラブの勝利のために頑張ってきたので、その気持ちがより一層強くなりました。それだけではなくて、プレーで見せなければいけないという責任感も増してきました。今日の結果は残念なものになりましたが、切り替えて自分と向き合っていきたいと思います。
―3失点した中で、守備の課題はどこにあると考えていますか。
セットプレーでやられてしまいましたし、G大阪戦に続きクロスからやられてしまっています。そういったものが課題だと思いますね。チーム全体で共有して、課題をしっかり的確にしていきたいと思います。
―背後を突かれるシーンが多くなりました。試合前から想定していましたか?
僕らの守備の仕方の逆を取ってくるような、試合中に対応できないことが出てきます。その部分は練習でしか積み上げることができません。練習の中の一つのプレー、一つのメニューをどれだけ試合を想定してやれるかが大事だと思います。
―相手の2シャドーがいいプレーをしていました。
1トップの選手と2シャドーの選手がとても連動していたので、厄介だなと思いました。ただ、自分の中で考えながらやれた部分もありますし、逆に失点してしまったシーンもあったので、何が良くて何が悪かったのかを、自分の中でしっかりと確認したいと思います。
―試合の中で、櫛引一紀選手と修正点について話し合っていましたか?
ロングボールでFWの選手に当ててくることがあったので、櫛引選手とだけではなく、周りの選手とセカンドボールを拾えるように、ポジショニングについて話し合いました。それでも漏れてくることがあったということは、まだまだ足りないということです。コミュニケーションを小まめに取る必要があると感じました。
―攻めの面では、中盤の選手との間にスペースがありました。ボールの配給も難しさがあったのではないでしょうか?
その部分はチームでしっかりやらなければならない部分だと思います。試合でやることができなかったのであれば、練習でやるしかありません。本当に日々の練習が大切になると思います。「これくらいでいいや」とか「何となくできているから」ということではなくて、試合でできたこととできなかったことを練習で突き詰めていくことが勝つことにつながるのかなと思います。
―1対1の局面で手応えを感じた部分はあるのではないでしょうか。
都倉(賢)選手もジェイ選手もフィジカルや身体能力が高い選手でした。そういった選手に自分が100パーセントの力で挑んでも勝てない部分はあるので、うまく間合いとってトラップをした瞬間を狙うとか、そういった考えも必要になってくると思います。こういったアイデアを相手が与えてくれたと考えて、一回一回を無駄にしないようにしたいですね。
―開幕から出場を続ける中で、自分が通用していると思う部分と足りないと思う部分について教えてください。
もっとビルドアップの部分で自分も中心にならなければいけないと思います。また、ボールを動かす中で周りの選手を見ながら勝負を決めるパスを出す、そういった責任感はプロになってもっと持たなければいけないと思います。それは試合を重ねるごとにより強くなっていくと思いますし、チームの勝敗にもかかわってくるところなので、1試合1試合に責任感を持って臨むことが大事だと思います。
―昨日にプロ契約したことで、自身に何か変化はありましたか?
表に契約したということが出ただけで……。何よりこのクラブに育ててもらいましたし、このクラブを愛しているので、周りの選手のようにもっと責任感を持たなければいけないと思っています。もっとこのクラブのためにできることがあると思うので、自分なりに考えてやりたいです。
―開幕から出場を続ける中、楽しめている点や充実感を感じているところはありますか?
サッカーは僕の人生そのものなので、常にプレーしているだけで楽しいというところはあります。ただ勝つことで楽しみが増えることもあるので、そのために今何が必要かを考えてやりたいと思います。
―チームが苦しい状況ですが、次の試合に向けてどう切り替えますか。
切り替えるというか、課題とできたことがあり、勝てていないという事実がある中で、すぐ来る次の試合に向けて、チームとして練習に100パーセントで臨むことで、しっかり結果がついてくると思います。今は自分たちとサポーターを信じてやるしかありません。
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