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代表取締役社長小西工己 鹿島戦後コメント

712月

本日12月7日(土)に行われた2019明治安田生命J1リーグ第34節鹿島アントラーズ戦をもって、2019シーズンの全日程が終了。2019シーズンを終え、代表取締役社長 小西工己が取材に応じました。


小西工己


ー今シーズンの総括をお願いします。

結果的に13位という成績です。このあたりは詰まっていて、紙一重だったと考えますと、不本意な成績だったと思っています。来年の目標は改めて新体制発表会で、数値的なものも含めて申し上げますが、上位を目指して頑張るべく、この冬にいろいろとやっていきたいと思います。


ー指揮官は「J1に残留することを強化から依頼された。それがミッションだった」と話していました。社長からも同様の依頼をしていたのでしょうか?

三つあります。一つ目は残り8試合というところでよく来てくれたと。かなりのストレスの中で、来てくれたと思っています。まずは「よくぞ来てくれた」とお礼を言いました。二つ目は「勝ち点を積み上げてください。そして必ず残留してください」と申し上げました。三つ目は「攻撃的なサッカーを目指してください」と。ただ、二つ目と三つ目は両立が難しいと思っていましたけど、その三つをお願いし、「わかりました」と答えてもらったのが最初の会話でした。ことあるごとに僕の部屋に来てくれて、そこで同じことを何度も言って、コミュニケーションを取りながらやっていったというところですね。


ーJ1残留というミッションを果たしました。来季も続投するというお考えでよろしかったでしょうか?

クラブとしてはその方向で考えています。ただ、契約等もありますので。クラブとしてはその方向で考えています。


ー難しい状況だったと思いますが、8試合で1勝3分4敗、得点が「6」という成績でした。先ほどお話しされたミッションの中で、J1残留は果たされたと思いますが、そのほかの二つに関してはかなり厳しい数字ではないかと思います。それが試合後の監督に対するサポーターからの声につながったのではないでしょうか?

そうでしょうね。お客さまが感じられたことというのは、そういうことだと思います。ですから、この冬、来年のキャンプを通じて。彼はディフェンシブというようなことを言われていますけど、残留に向けていろいろとやってくれました。僕が出勤した時には必ず来ているし、僕が帰る時にも必ずいて、かなりのハードワークをしたのだと思います。来年に向けては、もともと“前に進むサッカー”をやっているとイタリアのいろいろな方から聞いていて、私が「そういうことを言っていくよ」と言ったら「もちろん、言ってください」と。攻撃的なサッカーを目指してくれると信じています。


ー攻守一体の攻撃サッカーという看板は降ろさずに来ていると。

そうですね。ただ、「違うじゃないか」というお話が飛んできたのは私も知っています。それは結果が物語っているので、甘んじて反省事項として承らなければいけないと思っています。


―攻撃サッカーを見せられていない中で、「来季からやります」と言われても、サポーターからすると信じがたいのではないでしょうか?

その通りだと思います。信じてもらうには、(来シーズンの)初戦からお見せするしかないですね。やってくれると思います。ご存知の通り、いい選手はそろっておりますから。(今シーズンのフィッカデンティ監督は)8試合という限られたマネジメントでしたけれども、次はまっさらの白紙のところから、既存の選手に加えて新陳代謝も起こるでしょう。自由度の高い中ですから、やってくれると信じております。


―2019年は50万人以上の年間入場者数はを記録しました。今後この数字を伸ばしていくために、どのようなサッカーが必要だと考えていますか?

事業の施策とおもしろいサッカーを両立させないと成り立たないと思っております。事業のやり方としましては、今年はかなりSDCA(Standardize Do Check Act)が回りましたので、確固たる基盤ができております。そこにプラスアルファする部分、2階となる部分はおもしろいサッカーです。それがなければ4万人規模の来場でしたり、満員のスタジアムにはならないと思います。その点に関しては、私のほうからチームに叱咤激励をしていきたいと思います。今年は50万人という旗印を掲げた中で、ファミリーの皆さまのお力、メディアの皆さまのお力のおかげで50万人という記録を出すことができてうれしく思っております。来年もこれを継続する、あるいはさらに伸ばすことに全力を尽くしたいと思います。


―2シーズン連続で残留争いをするという結果に終わっています。責任の所在をどのようにお考えでしょうか?

今言えることは、私も、強化部も、監督やコーチも含めて、みんなの力が足りなかったということだと考えています。しっかりやらないといけないと思っております。