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明治安田生命J1リーグ第33節 磐田戦後 選手コメント①

3011月

11/30(土)、明治安田生命J1リーグ第33節が行われました。名古屋グランパスはヤマハスタジアム(磐田)でジュビロ磐田と対戦し、1-2で敗北。試合終了後、前田直輝選手、ジョー選手が試合を振り返りました。


前田直輝選手


ー試合には敗れたものの、事実上、J1残留が決まりました。

すっきりとしない反面、安心したという感覚もあります。それがみんなの気持ちだと思います。いつの間にか目標が「残留」になってしまい、監督が代わって「残留が目標だ」と言われる中でも、毎試合勝つつもりで闘うことを曲げずにやってきました。事実と理想のギャップというのは、最後の試合で埋められるようにと思っています。


ー守備の修正に追われる試合になりました。ピッチ内の状況はいかがでしたか?

相手は4枚で回してくるとイメージして準備してきたものの、ボランチが1枚下がってきました。僕とシャビ(ガブリエル シャビエル)はつかみどころがなくて、どっちつかずになってしまい、遅れていって間を使われる、その繰り返しでした。そこに監督も気づいて、フラットの4−4−2に変えました。1週間の練習を通して、準備してきた守備の形がハマらないと、自分たちも「どうすればいいんだろう」となってしまうのは否めません。そこで監督の指示を待つだけでは上に行けないと思います。自分たちで「ここは一度引こう」とか「中を閉めていこう」とか、そういった掛け声が少なかったのかなと思います。誰のせいでもないですけど、チームがもっと話し合わなければいけない場面はあったのかなと思います。


ーボールを保持する意識がもう少し強ければ、相手に奪われる回数も少なかったのではないかと感じます。

僕も一度、マルくん(丸山祐市)へのパスが引っかかり、シュートまでいかれた場面がありました。つないで奪われるというか、そういうのを嫌う監督であることはわかっているので、そういう意味ではシンプルにジョーへ当てて速い攻撃をすることを考えながらやっていました。その中で僕らがもっとやりきること。最低でもコーナーというぐらいまでやりきれないのが、相手の時間が長くなってしまった原因だと思っています。ジョーが収めるかどうかというのもあると思いますけど、そこ以外でもセカンドボールを拾って、どこまで相手を押し込めるかというところを、もっともっとやらなければいけないと思います。


ー2失点目についてはどのような印象を持っていますか?

あの状況で(判定が)変わったシーンは見たことがないです。言うことも大事だとは思いますけどね。それよりも、他会場の結果が気になっていたところはあって、それによってもう1点が必要だということもわかりました。僕は2点目を取りにいきたいと思っていましたね。


ー終盤はボールを持って仕掛ける場面を作れていました。

この試合に入るにあたって、相手が研究してくるというのはわかっていました。チャンレンジ&カバーができていることもわかっていたので、逆に簡単に叩いてもう一回中に入っていくプレーを、前半に何回かやろうとしていました。形になったのもあるし、ならなかったものもありますけどね。そういう意味では、簡単に人を使って自分がもう一度入っていくことをイメージしながらやろうとは思っていましたけど、決定打に欠けたなと。それは自分の能力だし、力量だと思っています。チームがこれだけ信頼してくれて、僕にパスを回してくれている分、そろそろ結果で応えないといけないと思います。

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