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【動画】明治安田生命J1リーグ第31節 神戸戦 前々日監督会見

711月

本日11月7日(木)、トヨタスポーツセンターで非公開トレーニングを実施。練習終了後、明治安田生命J1リーグ第31節のヴィッセル神戸戦に向けて、マッシモ フィッカデンティ監督が記者会見を行いました。


マッシモ フィッカデンティ監督


ー前節の反省を踏まえ、今週のトレーニングで強調してきたことは?

結果は残念なものとなりましたけど、次の試合に生かすという意味で結果とは別に分析する必要があります。良かった部分というのはたくさんありました。70分間はチームとしていいゲームができたと思うので、次につなげていきたいという考えはあります。直近の2試合において、「なにも得るものがなかった」と言われがちですけど、見直すべきところはありますし、今後続けていくべきところもたくさんあります。いい時間を長くするということ、インテンシティーの高い時間を増やすこと、そしてより縦に、相手ゴール前に迫る回数を増やすことを求めて、今週はトレーニングをしてきました。今、一つの例として話しましたが、我々にとっての一つの手になるのであれば、あらゆる部分に取り組んでいく必要があります。どう闘うかだけでなく、フィジカル面でももっと良くなるようにやってきました。フィジカル面と言っても、持久力やスピードなど、いろいろな項目がありますけどね。とにかく、すべてにおいて勝つ確率が上がるようにトレーニングをしてきたつもりです。


ー札幌戦で見られた良かった部分というのは?

シュート数や枠内シュートは多かったですし、高いインテンシティーでプレーするという部分も、就任してからの2試合よりもできていたところです。ポゼッションにおいても高い数字が出ています。


ー今節の神戸戦は吉田豊選手が出場停止となります。吉田選手の欠場によりチャンスをつかむ選手が出てくるかと思います。

太田宏介が戻ってくるので、彼がその穴を埋めると思います。右に宮原和也、左に太田宏介という配置になるでしょう。


ー太田選手が素晴らしいキックを備えているということは、監督自身も良く知るところだと思います。

仙台戦でも決定機を作り出すクロスをいくつか上げていますし、エリア内でプレーする機会が多かった試合もあります。彼はクロスの精度が高く、スピードに乗った状態でもいいクロスを上げられます。戦力として、彼がプレーできる状態にあるというのはいいことだと思います。


ー赤﨑秀平選手がチームに戻ってくることも好材料なのでは?

彼の状態は良く、次の試合を闘う上で大事な戦力として考えています。今回の試合で彼を起用できるということを、必ず生かさなくてはいけません。彼が出るとすれば、形としては2トップになるでしょう。闘い方としても、彼を使った場合は外を崩して中にクロスを上げ、そこに飛び込んでいくような形になると思います。試合の開始からそういう闘い方をするのか、途中からそういう闘い方に切り替えるために彼を残しておくのかということを含め、試合のプランをギリギリまで考えていきたいと思います。「この選手が出た時にはこういう闘い方をする」というように、チーム全体に理解をさせて準備したいと思います。


ー対戦相手の神戸には素晴らしい選手が多数在籍しています。神戸というチームをどのように分析していますか?

経験豊富なビッグネームが多いと思います。ただ、シーズンを通してチームとして継続できているかと言われればそうではありません。すごくいい時もあれば、そうでない時もありますからね。ビッグネームと呼ばれる選手たちは、それだけの経験をしていて、多くのものを見てきています。チームの状況が悪かったとしても、一瞬で試合状況を変えられるようなポイントを知っているということです。一瞬で結果につなげるプレーをできるわけですから、90分を通して勝ちきる闘い方をしなくてはいけません。選手たちにはそういうところを伝えていますよ。


ージョー選手は万全とは言えない状態にあるかと思います。それでも、彼に寄せる信頼に変化はありませんか?

監督に就任したばかりの頃は、「もう少しコンディションが上がっていってほしい」と思うような状態でしたけど、札幌戦では一番いい姿、状態を見せてくれました。スペースが広がり、今までになかったようなプレーを見られたと思います。少し前まではできていなかった、ボールをしっかりと収めるプレー、ボールをキープして何人かの相手を抜くようなプレーも見ることができました。動きの質はどんどん良くなっていると思います。“代えが効かない”という位置づけはどの選手に対してもしませんが、実際に彼の状態は良くなっています。いいプレーを期待していますよ。


ー監督就任後、初めて豊田スタジアムで試合を闘うことになります。

本来、サポーターの方々には「皆さんのおかげで素晴らしいシーズンを送ることができています」と言えたら良かったのですが、現在は苦しい状況にあります。こういう時だからこそ皆さんのサポートが必要である、ということは常々言っていることであり、実際にここまで闘って状況が変わらなくてもサポートしていただいています。ここから先の4試合も引き続き最高の後押しをしていただきたいですね。最後まで一緒に闘いましょうと呼びかけたいです。


ー日本には「明けない夜はない」という言葉があります。

サッカーの世界ではそういうことが起こり得ると言いますか、中には日本でしか起こらないこともあります。一度消えてしまった光、炎をつけ直すのは、なかなか難しいことです。それはほかのチームも同様であり、そういうチームが順位表の下にいるということを想定できなかった部分もあります。皆さんも含め、日々名古屋グランパスに関わって過ごしている方で、良くない結果を願っている方はいないと思います。名古屋はこういった慣れていない状況、ふさわしくない状況を過ごしているわけですから、普段以上に皆さんのサポートが必要になります。そういう空気を作っていただいて、自分たちの力で夜を明かすような状況を作っていきたいと思います。


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